メルカリに出品されているLightning ケーブルもう見分けつかなくね? 【偽物・偽造品】
みなさんこんにちは、
メルカリに出品されているライトニングケーブルを購入してみました。
※ライトニングケーブルとはiphoneの充電器(充電ケーブル)のことです。
Apple純正価格だと、税別 2200円です。
ですが、メルカリだと 純正をうたうライトニングケーブル1mが3本で約1000円で購入することができます。
この時点で偽物を疑うべきですが、出品者の評価がすべて良い、シリアルナンバー記載と表示、ということで本当に純正品だったらお得じゃない?という興味本位で購入しました。
結論から言うと、偽物です。それに昔と比べてかなり本物のものと見分けがつきにくくなっています。
ここで出品者の名前と住所を吊るし上げてもいいのですが、そのさらに出品者の入手先が純正とうたっていてかつ出品者がそれが偽物と認識していない場合に一概に出品者だけの責任であるとも言い切れないのでその点を踏まえて、今回は情報公開を控えようと思います。
しかも住所も名前も本当かどうかわからないからね!
ちなみに、出品者の入手先はおそらくですが見当がついています。
出品者に悪意がなかったとしても軽はずみな行為(転売)で犯罪者になってしまうのでそこらへんのリスクマネジメントはしっかりしたほうがいいと思います。。
ここで偽造品と思われるものを最初から偽物と言い切るのは長さの違い等だけで言い切るのは難しいため、Appleのプロフェッショナルに訪ねてみました♪♪
訪ねた内容として主に以下の2点
・Appleは3つの国China、 Vietnam、 Brasileiraでライトニングケーブルの組み立て(生産)を行なっているらしいのでそれぞれの国ごとで規格や長さの違いはあるのか。
・ライトニングケーブルが採用されたのはiPhone5から現在のiPhone8,X,XSまで続いている。そのなかで規格または長さの違いはあったのか。
Appleのプロフェッシォナルいわく、以上の2点についてはありえないということです。
では、早速ですがこちらがその購入したLightningケーブル!
この写真でどちらが本物かは私には見当もつきません。
本当は、全体を写したかったのですが、コードがまっすぐにならなかったため一部写真で割愛します。
ちなみに、本物は右側です。
こちらは全て偽物を並べたものです。
ここまで本物に近く作っているのになぜか長さが不揃い。
真ん中のものは偽物の中でなぜか少し短い。。
多分、他の偽物はすべて長い方でできていると思うので今回は長い方を基準に調べていきます。
すべて本物長さには満たず、、
こちらも全て偽物です。
真ん中のUSB端子だけ付け根にばりが目立ちます。
これが偽造品の中の不良品というものだろうか??
これは、純正品のUSB端子からの長さ(全長)
約105センチといったところです。。
次にこちらが偽造品のUSB端子からの長さ(全長)
約102センチくらい、
ここで気づいたことは、
純正品:両端の端子を除くケーブルだけの長さが、約1m
偽造品:USB端子を含めLightning端子部分を除くまでの長さが1m
これがケーブルの長さの測定結果だ!
純正品は1mちょいあまり程度
正確にいうと1m2.5mmくらい
偽造品
写真の通り1mにみたない
正確にいうと0.97m 6mmくらい
最近のライトニングケーブルの一番タチが悪いところ
すくなくとも私が購入したところではシリアルナンバー記載と書いてあり純正品であることを証明したいらしい。
偽造品だけで比べて見ても1つ1つシリアルナンバーは違っていた。
↑↑両方偽物↑↑
Assembled in Chinaと記載してあるその後に続く12桁の英数字がシリアルナンバー
ここでの偽造品を例にして「Assembled in China」とあげていますが、「Assembled in China」「Assembled in Vietnam」、または「Indústria Brasileira」というものも存在するためここはあまり気にしなくてもよさそう。。
問題点はそこではなくて、シリアルナンバーが記載されている位置にある。
Apple公式Lightningケーブル識別サイトの言葉を借りて、
Apple 製の Lightning - USB ケーブルには、USB コネクタから約 18 cm のところにまず「Designed by Apple in California」という印字があり、それに続いて「Assembled in China」「Assembled in Vietnam」、または「Indústria Brasileira」のいずれかが印字されています。その末尾には 12 桁のシリアル番号が記されています。
と記載されています。
偽造品のものを見てみると、、12cmあたりにある。
基準としてはUSB端子の先から文字列の開始までの長さ。
偽造品の方が刻印が濃いような気がするが、まあいっか
純正品
印刷が薄いので丸で囲ってあります。
次に、本物含め4本のライトニング端子を並べたものです。
一番右が本物です。
昔のものは、Lightning端子部分が光沢がかっていたりケーブルの素材が明らかに純正と違う、粗末な作りになっていてわかりやすかったのですがもはや識別不可能、笑
以上で主な相違点の紹介は終わりです。
まとめ
純正ライトニングケーブル
・全長が105cm前後
・シリアルナンバーが18cm前後に記載
・作りがかなり丁寧
偽造品ライトニングケーブル
・全長が102cm前後
・こんかい私の購入したものではシリアルナンバーが12cm前後に記載
・作りが丁寧
純正品と偽造品の相違点
・長さが違う
・シリアルナンバーの記載場所の違い
私が購入した出品者はどんどん商品を販売していて高評価を得ています。
流石にこれだけ似ていればみんな騙されてしまうのでしょうか?
少し残念にも思えますね汗
ちなみに出品者に偽物と伝えましたがその出品者には、『純正品と見分けが付けられない残念な方』と言われてしまいました。
本当に本物だと思い込んでいるのか、それとも知っててその事実を突き通そうとしているのかは分かりませんが、どちらにせよってかんじですね、、
このブログを見てくれている人は少なくともお手持ちの購入したライトニングケーブルが偽造品ではないか疑問を持った人でしょうから、、、、
知らない方が幸せと言いますしね!!
ぜひお役に立てればと思います。
見てくれてありがとうございました。